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清住真達 &福山 孝 ジョイントリサイタル [演奏会記録]

清住真達 &福山 孝 ジョイントリサイタル [Joint Ver.1]
2004年11月13日(土曜日)  午後1時30分開場 午後2時開演
若里市民文化ホール  入場料  2000円

■プログラム
清住真達
詩人の恋・・・シューマン
「うた」より・・・武光 徹
小さな部屋で ○と△の歌 小さな空 死んだ男の残したものは 翼 島へ うたうだけ

福山 孝
3つの前奏曲・・・ガーシュイン
ピアノソナタ第3番・・・ショパン
他 ショパン小品集

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■演奏会レポート
今回の長野への旅は車でした。
往路は自分が200キロを運転して最後の100キロほどを
★カレン★が運転してくれました。
12日の午後4時頃に長野に到着し、
先月お世話になったNHKの日高アナウンサー、
小林アナウンサーに挨拶。
NHK長野放送局内を案内していただきました。
先月お邪魔したときは丁度台風で、自分は帰路を急いでいましたし、
ゆっくりお話しする間もなかったのですが、
今回は★カレン★と一緒に愉しい時間をNHKですごすことができました。
そして、ホテルにチェックイン。
食事を済ませて就寝。

翌13日の土曜日が本番でした。
演奏会は午後、ホテルを10時に出発して
10時30分にはホールへ。
もうすでにピアノ調律を終了して、テナーの清住さんも
ホールに到着されていました。
本島さんに案内されて楽屋へ。
すでに体調があまりよろしくなく、熱っぽかったので、
楽屋で横になり、少々睡眠をとりました。
その間も★カレン★が受け付け設営などのお手伝いをしてくれたり、
福山の妻としてしっかり動いてくれたことg
とってもうれしかったです。
お昼のお弁当も用意してくださっていて、
おいしく。いただきました。また、京都から取り寄せてくださった
★まっと★の大好物、、シュークリームも楽屋に届けてくださって
風邪など引いていなかったら、もっとおいしくいただけたのに・・と
残念に思いながらも、口にシュークリームを
次から次に運ぶ自分にあきれてしまいました。
(ヘ;_ _)ヘ 爆 (ヘ;_ _)ヘ(笑)
食事を終えてクスリを飲むのですが、
眠くならないようなクスリを選んで服用しました。
そして、演奏会前半の清住先生のリハーサル。
モニターから聞こえてくる声は素晴らしく、
ピアノの音色もとてもよかったので、
心地よく聞き入ってしまいました。
清住先生がリハを終えられて、
『リハ、どうぞ!』と声をかけてくださったので、
★カレン★と一緒にホールへ。
とても体調が悪かったので、リハーサルは15分ほどで
済ませてしまいました。
ただ、一週間前の名古屋で、不本意な演奏に終わってしまったので、
できる限りの演奏がしたいと心より思っていたのですが、
何せ、体調が芳しくなく、困ったものです。
しかしながら、本島さんが用意してくださったピアノは
ベーゼンドルファーのインペリアル。
このピアノが唄うサウンドはなんとも控えめながらも
豪華な音色。
『今日はいけるかも・・・』
そんな気持ちにさせてくれました。

自分は英国でのトゥリニティー音楽院時代、
リンゼイ教授のレッスンはいつもベーゼンドルファーで
このときにベーゼンドルファーの魅力に
取り付かれてしまっていたんですね。
しかしながら、日本に帰国してからは
あまりベーゼンドルファーに出会う機会が無く、
いつもスタインウェイやヤマハ、カワイといった楽器に
出会うことが多いものでした。
今回、長野でベーゼンドルファーに出会い、
その音色を頭の中でしっかりと再確認しました。
本当にやわらかいタッチとその音色のバランスは絶品で、
自分が20年前に音楽院のレッスン室で勉強していた頃を
走馬灯のようにフラッシュバックした瞬間でした。
師匠が傍についてレッスンをつけてくれているような錯覚、、、
20年前にタイムスリップをしているような
そんなノスタルジックな気持ちになってくると
風邪を引いて熱を出し咳き込んでる自分は
どこかに跳んでいってしまいました。

清住先生の本番が終了し、10分の休憩、
その後、自分の出番です。
ベーゼンドルファーの音色を楽しみながら、
ガーシュインのプレリュード。
『なるほど、ベーゼンドルファーはガーシュインの作品を
こんな風に唄うんだぁ~~。』などと、自分でも驚くほど
冷静に自分の演奏を聴きながら進行することができました。
大きなミスも無く、プレリュードを終了。
ここで、札幌や名古屋とは異なり、
ショパンに小品を4曲演奏しました。
『子犬のワルツ』、『ノクターン第2番』、
『エチュード・別れ』、『エチュード・革命』。
さすがに『別れ』では、一瞬ドキッとする場面もありましたが、
まるで、20年前に英国の師匠が『おいおい!おちつけ!』って
傍でレッスンをつけてくださっていたときのような彼の声が
自分の耳には聞こえてきたような気がしました。
すぐに我に戻り、自分の演奏に戻ることができ、
不思議なほどに落ち着いたまま4曲の小品を
演奏できたのは、やはりベーゼンドルファーのおかげでしょうか。

そして、終局のソナタ第3番(ショパン)。
代楽章、最初の小楽節で、札幌でも名古屋でも
大きなコードが決まらず序盤から乗りきれなかった部分・・・
ベーゼンドルファーでは指のほうが鍵盤に吸い寄せられるように
はまっていきました。
これで、気分は最高!『このステージはもらったぜ!!』という
喜びを感じました。
繰り返すようですが、英国の師匠アントニー・リンゼイ(故人)が
いざなってくれている非常に不思議な空間に
自分がいたような気がしました。
当然のことながら、30分もある長い楽曲です。
途中、危なげな展開も訪れるのですが、
そのたびに、自分をとても冷静に取り戻すことができたのは、
やはり、トニー・リンゼイが降臨していたのでしょうか・・・・
そう信じるしかできないほどに自分が冷静であったのは事実です。
今回、年内最後のホールでの演奏会。
なんとしてでも自分の最高の演奏をしたいと願っていたのですが、
(名古屋公演が少々トラウマになってましたし・・・)
24年間の演奏の中でも、ベスト3に入るほどの演奏が
できたように思っています。
2楽章、3楽章とすすみ、この頃には熱っぽかった所為もあり、
汗が額から流れ、その汗が目に入り、鍵盤がにじんで見えているのか、
それとも自然に涙が出てきて鍵盤がにじんでいるのか
自分でもわけがわからないほどでしたが、
精神面は至って冷静でした。
3楽章を終え、終楽章へ、、、、その間に
額の汗やめ殻溢れるものを拭き、
大きなコード連打のオープニングへ。
楽曲もクライマックス、自分の気持ちもクライマックス。
最後まで音色、バランス、テンポもコントロールでき、
最高の演奏の終幕。
大きな拍手とともに、涙が溢れてどうしようもなくなってしまいました。
花束をいただき、舞台袖へ一度引っ込み、
再びステージへ。
アンコールは『亜麻色の髪の乙女』。
ベーゼンドルファーと調律師、お客様。
そして、本島さんや★カレン★に感謝を込めてベーゼンドルファーにキス。
こうして演奏会は無事に終了しました。
本当に素敵な経験をさせてくださった本島さんをはじめ、
長野の皆様にはお礼を申し上げます。
ありがとうございました。

その後、6月に演奏させていただいたBOSSAでの打ち上げ。
清住先生の師匠であられる飯田先生が、
『福山さんは豊富な音色をお持ちのピアニスト。』とコメントをいただき、
とてもうれしかったです。
自分自身がそういうピアニストを目指しているだけに・・・・。
打ち上げでは本島さんのソプラノも聞かせていただけたし、
沢山の本島さんの仲間の皆さんも演奏をしてくださったりで、
愉しいひと時でした。
BOSSAにはいままでライブをしたアーティストの画像が
飾られているのですが、、、
そこに、自分や本島さん、
そして本島さんの伴奏を勤められる中村さんの
写真が飾られていて・・・・・・
何気にうれしかった・・
o(*^▽^*)o♪

打ち上げ終了後は★カレン★とともに
滞在したホテルの二階にあるアメリカンスタイルのバーで
演奏会の余韻を楽しんで、そのまま就寝。

翌朝(14日)は午前中から本島さん御夫妻の案内で、
松代を観光!
城下町・松代を楽しみながら昼食は長いものお料理。
二時間ほど食事をしながら歓談をたのしみ、
午後2時半には長野をあとにしました。
★カレン★と150キロほどずつ運転し、
名古屋につく頃にはだんだんと暗くなり、
この週末の旅も終わろうとしていました。
最後は若干の交通集中による渋滞に巻き込まれてしまいましたが、
6時過ぎには帰宅できました。

こうして、今回の長野遠征は無事に終了!
愉しい時間はあっという間です。
また、是非、あのベーゼンドルファーに会いたい!!
そんな気持ちで一杯です。

本島さん
本当にありがとう。

★まっと★

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