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エッセイ『教室で見る父』(少年期) [『ぶん★文★ぶん』]

南山学園に入学して5年ほどたって、高校2年生のとき、初めて教壇に立つ父を見ました。そのころ、父・徹は南山中学・高等学校男子部副校長に就任していて、進路説明のために高校2年生の各クラスを一時限ずつ回っていました。
それまで、父・徹が合同朝礼のときに壇上に上がって話をする姿は幾度か見たことがありました。しかしながら、実際に教室の教壇に立っている父を目の当たりにすることは初めての経験。『黙想』、『起立』、『礼』、『着席』の号令と共に父親に『礼』・・・・???ちょっと不思議な感じでした。合同朝礼ではさほど感じなかったのですが、さすがに教室だと父の先生としての姿が納得いかないというか、不自然というか、違和感のみが感じられました。
このときは南山大学への推薦入学についてのお話がメインだったことを覚えています。まぁ、父から家出いつも聞いている事柄だったし、知っていることばかりでしたが、父が教室に入ってきてから顔を一度も上げることができなかったことを覚えています。嫌じゃなかった、しかし、父の学校に自分が通っている事実を再確認させられるのがなんとなく嫌だったんでしょうね。
結局、50分間机とにらめっこの状態でした。
『教室で見る父』と題しましたが、結局は父を見ていたというよりは、ずーっと下を向いて机を見ていたのです。
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